Tsukuba, We Have a Problem: JAXA きぼう利用フォーラム「宇宙とつながる京都2009」
JAXA、宇宙航空研究開発機構は閉鎖的です。(京都も閉鎖的と言われますが、それは大した事ではありません。)

今日、私は京都にある同志社大学ビジネススクールで開催されたJAXA きぼう利用フォーラム京都講演会「宇宙とつながる京都2009」に行ってきました。とても興味深く、とても”京都”らしく、とてもユニークで、とても役立つフォーラムでした。その内容についてもっと詳しく知りたい人は沢山いることでしょう。 でも、私は詳細を伝えることが出来ないんです。それは、この講演会の主催者であるJAXAと、同志社大学と、伝統産業グローバル革新塾が、私に伝えてほしくないみたいだからです。
私は言いたいし、皆さんも聞いて、知りたがっている。そして、主催者側も、沢山の人に知ってもらいたいと思っている。でも、私からあなたに伝えてほしくない様子!何とも悲しいと思いませんか?
司会の方がこのフォーラムの参加者に歓迎の挨拶をした後、まず最初におっしゃったことは、「撮影、録音はご遠慮くださいますよう、よろしくお願い致します。」でした。実際に、フォーラムのプログラムの一番上に、「撮影、録音はご遠慮くださいますよう、よろしくお願い致します。」と書かれていました。
きぼう利用フォーラム京都講演会「宇宙とつながる京都2009」は、最重要機密ですか?いいえ、違います。プライベートな内容ですか?いいえ、違います。JAXAは宇宙航空研究開発機構で国民のために運営されている機関です。JAXAは、 日本が素晴らしい貢献をした国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟を利用する新しいアイデアを大勢の一般人から集めたいと言っているのです。
知る 参加する 利用する - 本当ですか?
きぼう利用フォーラムのウェブサイトに、このプロジェクトのゴールは、 「知る」「 参加する」「利用する 」でした。しかし、各個人から情報を発信出来ないようにされているのは、矛盾しています。
何故、写真撮影や録音を禁止にした理由を説明してくれないのでしょうか?禁止する理由を説明しない理由は、理由がないからでしょう。とても大切なことなのに、何も考えていないのかもしれません。
同志社大学や、JAXAや、伝統産業グローバル革新塾は、馬鹿でどうしようもない機関で、リーダーシップや指揮のとれない生きた化石でしょうか?違うと思いますが。
これは、形式に関することではなく、重大な問題です。私は、2機のスペースシャトルを失った理由は、NASAの生きた化石現象にあると習いました。
もし、許可があれば、すなわち”ジャーナリスト”という職に就いている人であれば、写真を撮る事が許されます。これは、市民ジャーナリズムの時代にはナンセンスなことです。プロであろうと、アマチュアであろうと、我々は皆、リポーターなのです。
最近のトルコ航空の飛行機がアムステルダムの空港で着陸失敗した情報は、twitter.comでまず最初に報道されました。その後、CNNが、twitterで報道されたことを報道し、CNNの iReporterである Laura Eekhos氏が初めて”リポーター”として報道しました。(CNNの記事へ)
これは実際の出来事で単なる私の意見ではありません。
または、同志社大学、JAXA、伝統産業グローバル革新塾は、大量伝達時代のPR会社のようなことを考えているのでしょう。自分たちのメッセージやストーリーをコントロールしようとしているのでしょうか。
それは、出来ません。自分たちのメッセージやストーリーはもうコントロール出来ない時代になっています。それは、検索エンジンがあなたのストーリーを粉々にしてしまうからです。
人々は、あなたのウェブサイトをいつもトップページから読み始めると思いますか?違います。 今は、googleかyahooがあなたのトップページでしょう。人々は検索で、あなたのウェブサイトの、どの部分にも、どのメッセージにもやって来ます。あなたに必要なのは、誰がどのページにやって来ても、あなたのメッセージを理解出来るようにし、最初のストーリーに行き着くようにすることです。そして、リンクできるようにしたり、RSSやウィジェットを使って、ウェブサイトの内容に行かせるようにすること。そして、何よりもオープンで、人々が内容について話し始めるのを奨励することです。
インターネットのウェブサイト トップ10
(以下は、コントロールよりも、情報の共有や交換を目的とする場所です。)
1. yahoo.com (検索、 消費者生成コンテンツ)
2. google.com (検索、消費者生成コンテンツ)
3. youtube.com (消費者生成コンテンツ)
4. live.com (検索、消費者生成コンテンツ)
5. msn.com (検索、ポータル、消費者生成コンテンツ)
6. myspace.com (消費者生成コンテンツ)
7. wikipedia.com (P2P、 消費者生成コンテンツ)
8. facebook.com (消費者生成コンテンツ)
9. blogger.com (消費者生成コンテンツ)
10. yahoo.co.jp (検索、ポータル、消費者生成コンテンツ)
報道機関のサイトで最初に登場するのはbbc.co.uk で、何と46位です! 日本の主要な報道機関のサイトは、トップ500位内にも入っていません。他の日本のメジャーなブログサービスのプロバイダーは500位内に入っているというのに、例えばNHKは958位です。
典型的なメディアは良いです。しかし、典型的なメディアには活気がありません。活気に近いものもありません。現代の人々は一方的に情報を得るだけではなく、情報と交流しているのです。
トップ10位がしていることは?
・検索 あなたのメッセージやストーリーを分割します。それをコントロールすることは出来ません。通常、ブログの記事は、組織のウェブページよりも検索で上位に来ます。
・Peer Production (数多くの同等の人々が参加して作るコンテンツ) 人々は、一般的な会社や組織に属すことなく、クリエイティブな経済の生産携わっています。
・消費者生成メディア 人々がニュースや情報を互いに共有します。直接でフィルターや規制を通らない生の情報です。典型的なメディアは忘れて、人々は各自のメディアを発信します。
・ポータルサイト あなたのストーリーやメッセージを分割します。それをコントロールすることは出来ません。
逃した機会の計算:
これは私が算出した逃した機会の数字です。
フォーラムには約180人の参加者がいました。(主催者がそう発表されていました。)
そのフォーラムの開催に、少なくとも1,500,000円の直接費用と長期に渡る宣伝費などで1,500,000円の間接費用がかかっていると推測します。
そうすると少なくとも、180人の参加者を集めるのに、一人当たり8,300円かかっている計算になります。主催者は、参加者にオンラインフォーラムに参加してほしいと述べていた事を忘れないで下さい。しかし、矛盾している事に、その多額の経費を使って集めた180人の参加者各人からは、メッセージを発信して欲しくないと言っているようなことをしています。
Peer to Peer式にメッセージを1ヶ月で広げる
1.8人 → 9,720人
このフォーラムの参加者180人の1%が、参加者数以上の人が訪問するブログを書いているとします。 (私のブログは、1日に約500人の訪問者が来ます。もう1つのブログも少なくとも100人の訪問者が来ます。)
18人 → 5,400人
参加者の10%の人が、1日に10人は訪問者が来るブログを書いているとします。
54人 →540人
参加者の1/3が、1ヶ月に10人訪問者が来るブログを書いているとします。
そう考えると、1ヶ月の間に、 フォーラムに参加しなかった15,660人もの人に、メッセージを伝える機会を逃したことになります。
これだけの人に実際にメッセージを伝えるには、どれ程のコストがかかるでしょうか?とてもリーズナブルだと思います。
今の時代なら
「撮影、録音はご遠慮くださいますよう、よろしくお願い致します。」の代わりに言ってほしかったことは、「出席者の皆さんの多くはブログを持っていると思います。これはとても重要なプロジェクトです。これは、とても日本に役立ち、 地球の保護や繁栄、平和にもつながります。どうかこのプロジェクトについて、ブログの記事を書いて頂き、このきぼう利用フォーラムを紹介し、参加者を増やすようご協力下さい。
もしブログやSNSのアカウントをお持ちでない方は、どうぞご友人に、きぼう利用フォーラムのウェブサイトにリンクするようお願いして下さい。
ところで、少しの写真撮影や録音、録画をしたい方は、ご自由にして頂けますが、もちろん周りの方にご迷惑にならないよう気をつけて下さい。」
この開かれた社会では、情報を誰でも得られるようにことは、義務です。国際的な宇宙ステーションを建設し運営する国の平和と繁栄は、オープンさ、相互交流、コミュニケーションによって築かれます。オープンさは、世界平和の真の柱です。
人々は、公共の事業であるきぼう利用フォーラムについて、話したがっています。あなたのプロジェクトを多くの人に伝えたいとお考えなのであれば、どうして写真撮影や録音を禁止せずに、メガフォンを差し出さないのですか?
*ソーシャルメディアマナー プロトコール
私は、会議や講演会で人々がマナーを守り、写真やビデオを撮ることで他人に迷惑をかけないよう振る舞う必要性を理解しています。では、ブロガー歓迎プロトコールはどうでしょうか? 組織は開放的になり、参加者は何がマナー違反か、ちゃんと分かります。 私は多くの会議やフォーラムに出席していますが、マナー違反をしている人を見たことがありません。日本では尚更です。
**会議でのWiFiアクセス
私の国では、会議の会場内で、無料のWiFiを設備し、参加者たちが発表者の情報をリアルタイムに発信できるようにするのが普通です。